本店について

query_builder 2024/12/29


本店について

現在の田舎っぺうどん本店は、もともと3号店として熊谷にオープンした【田舎っぺうどん熊谷北支店】が始まりです。その後、店舗名は以下のように変更されていきました。

•田舎っぺうどん熊谷北支店

•田舎っぺうどん熊谷北店

•田舎っぺうどん厨房店

•田舎っぺうどん本店

「田舎っぺうどん厨房店」として営業していた時期には、店舗の大規模な改装を行い、お店としての新しいステップを踏み出しました。

改装の背景と経緯

当時は、田舎っぺうどんを参考にしたお店が増え始め、創業店として「これからどうあるべきか」を模索する時期でした。また、私自身も二代目としてお店を受け継ぎ14年が経ち、この先の方向性を考えるタイミングに来ていました。

一時は多店舗展開や全国展開といった夢を描き、フランチャイズ経営について学ぶこともありましたが、自分たちの思いややり方にしっくりこない部分がありました。そこで、「まずは自分たちの働く環境をより良くしよう」という結論に至りました。

当時はラーメン屋ブームの最中で、若いラーメン店主が注目される姿を目にする機会が多く、少なからず影響を受けたこともあったと思います。「お店を今よりも魅力的にしたい」という想いが高まり、改装を決意しました。

デザインと改装の工夫

それまでの熊谷北店の内装は、地元の集会所のような雰囲気で、年数も経ち老朽化が進んでいました。ただの修繕ではなく、お客様にとってもスタッフにとっても魅力的な空間にしたいと考え、デザイン性を重視することにしました。

その際、デザイン雑誌で見つけた「nendo」というデザイン集団に相談しました。「お客様を厨房に招き入れる」というコンセプトのもと、田舎っぺうどんの特徴である「うどん作りの様子」を演出として取り入れました。真っ暗な内装に間接照明を加え、スポットライトで動きのある部分を際立たせるという斬新なアイデアを採用。結果として、非常に印象的な空間が完成しました。

改装後の試練と気づき

しかし、改装後しばらくは、お客様から戸惑いの声やご意見をいただくことが多く、一時的に売上が大きく落ち込む時期もありました。「馴染みのうどん屋らしさが失われた」との声をいただく中で、これまで当たり前に感じていたことの大切さに気づかされました。

この経験を通じて、田舎っぺうどんを見直し、これまで見過ごしていた細かな点を改善するきっかけを得ることができました。

熊谷北店が本店になった理由

初代が営んでいた熊谷市平戸の店舗は、建物の老朽化により閉店せざるを得ませんでした。その後、兄と相談し、熊谷北店を本店とすることを決めました。熊谷北店では、初代の奥様であるおかみさんが働いており、地域の皆様とのつながりを考えても適切な選択だと考えたためです。

これからの田舎っぺうどん

改装後は決して簡単な道のりではありませんでしたが、この経験を通じて私たちは多くのことを学びました。店舗の内装や雰囲気だけでなく、提供する料理やサービス、そしてお客様に喜んでいただく姿勢が何よりも大切だということを改めて実感しました。

これからも、先代が築いてきた味や伝統を大切に守りながら、時代に合わせて進化していけるお店でありたいと思っています。




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元祖田舎っぺうどん 本店

住所:埼玉県熊谷市代1061ー1

電話番号:048-521-8784

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